乳腺炎で麻酔なしでおっぱいを切開した話 ※長くリアルな内容になるので観覧注意です
タイトルを見て、怖!と思われた方もいらっしゃるかと思います。
実はタイトル通り、私は麻酔なしでおっぱいを切りました。
聞くだけで、痛そうって思いますよね?その通り、激痛です・・・。
恐らく、出産よりも痛かったんじゃないかな。
今回は、私が実際に乳腺炎になった時のお話をさせて頂きます。
息子が生まれて間もない、2、3週間くらいした時の事です。
もともとかなり母乳が出る方で吸わせないと朝起きると胸がカッチカチでした😨
しっかりと吸わせないと乳腺炎が怖いなあ・・・と思ってはいました。
ただ、吸わせると言っても、私はほぼ吸わせず搾乳機を使っていまいた。
なぜなら私の息子は吸う力が強く涙が出るほど激痛だったので、それが嫌で搾乳機で搾乳してから、哺乳瓶であげていました。
ただ搾乳機だと全体的にしか母乳が取れないとか何とかで(本当かは分かりませんが)、しこりが出来ても取れなかったりしていました。
でも吸われる痛さを体感したくない理由で、ずっと搾乳機をしてました。
しかも、搾乳機はどんどん母乳が作られてしまうって聞いたので余計増えてしまって、たくさん搾乳した次の日とか、とっても張ってしまいました😢
どうしたらいいんだ・・・と悩んでいたときに、今の時代はやはりネットです。
でも私はネットで調べたことが結果悪い方に流れてしまったんです。
と言うのも、ネットには二通り書いてあって、一つはおっぱいが張るのを放置したら乳腺炎になるからとにかく出した方がいい。もう一つは、搾乳しすぎるとどんどん母乳が作られるからあんまり出さないでたまに出す方が母乳が減っていく、と書いてあり、私は後者の方をうのみにしてしまいました。
後者は断乳や卒乳する人たちがすることだったのですが、そのときの私はとにかく乳腺炎が怖くて馬鹿みたいにそのときから断乳なんて、考えていたんです。
なので朝カチカチになっていたりする毎日も嫌だったし、なんと、搾乳しないで放置をするような生活を始めてしまったんです笑
乳腺炎に自らなろうとしているようなものですよね。タイムマシンがあるのならやり直したい!
とにかく、出さない母乳は固まるだけなので、もちろんしこりが出来てしまいましたよ。そして微熱も出て、一か所が赤く腫れてしまいました。
はい、これが完全な乳腺炎の症状です。
そして、ここからは母乳外来に何度も通い続けました。ネットなんか見ないでさっさと病院行ってれば良かったです。今思います。
ここからは少し母乳外来の事で小話させて下さい。
私の産んだ病院は母乳外来がないところで、産んだらさようなら~みたいなとこでした。初産だったのでさすがに母乳外来がある病院だなんて考えもしないので、産む前は気づかなかったけど、今思うと母乳外来は必須ですよ!今から産院考えてる方、是非母乳などのアフターケアがしっかりしている病院がお勧めですよ!!!
なので、母乳の相談をしたいし母乳外来を自力で頑張って探しました。
でも、結構断られちゃうんですよね・・・
「当院で出産されてないですよね?」
と拒否されちゃうんです。びっくりです。
特に驚いた断られ方が、
私がおっぱいが張りすぎて37度越えで微熱っぽくなってしまったときに、母乳外来の問い合わせをしたら、「あーそれは微熱って言うよりおっぱいが張ってると脇で測っても熱いから、上がったりしますよ~」と言われてしまったり・・・
あの時はきつかったです。しかもその人は、「熱もってるから、肘で測ってみるといいですよ」なんで言ってました。このブログを読んでるお医者さんの方がもしいましたら、是非コメント下さい、肘なんでありますか?笑
なんか、ほんと言い訳つくってるように聞こえてしょうがなかったです。
でも!そんな時!
唯一受け入れてくれる病院が一か所見つかりました。そこが、結果おっぱいを切開することになる病院です。
今でも本当にお礼で菓子折りを持っていきたいくらいなんです笑
さあ、母乳外来の話が長くなってしまいましたが、ここからが本題の、乳腺炎と葛藤した話です。
まず病院へ行ったら初めに言われたこと。
「な~んでここまで放っておいたの~~~!」
図星なので言われてもしょうがありません。
病院の人はとてもいい方ばかりで、院長さんも明るくて面白い方で初対面での第一声が
「母乳外来があるとこで産まないかんよ~~~~!!!」
つい笑ってしまいました。
とにかくこの病院では、まずは定番のおっぱいマッサージ。
しこりをほぐして乳首から母乳を出すまで本当に頑張って頂きました。
でも頑固なしこりは取れず、しばらくぜんぜん母乳が出ず。
だいたいの乳腺炎は、初期だとこのおっぱいマッサージで解消するみたい。けど私は放置しすぎて第二段階の薬の治療になりました。
この日に、抗生剤と痛み止めをもらってまずは1週間飲み続けました。
すると、母乳は少しは出やすくはなりました。あと、母乳は白いけど、ためすぎると黄色になるのですが、私はすでに黄色でした。でも1週間薬を飲んだら白色になるまでになりました!
きっと1週間経ち、また病院行ってマッサージしたら治るさ!そう思っていました。
因みにその時期から、先生に「24時間おっぱいに保冷剤当てて!」と言われてたのでめちゃめちゃ保冷剤のストックを使っていました。
友達とのランチでもどこ行くのでも保冷剤胸につけてましたね。
これが、おっぱいの痛みよりも辛かったなあ。
あの時は、もう一生私保冷剤付きの女!?なんて思ってました笑
そして2回目の母乳外来でのマッサージ。でもある部分のしこりはとれず。
ただ、少し開通したのかなんと驚くことが・・・
緑の母乳が出ました。母乳って、めちゃめちゃ究極にためて膿んじゃうと、緑になるんですよ😨😨😨
知らなかった・・・
しかもちょっと血も混じったし。でも母乳はもともと血から出来てるので、先生はそれはそんなに心配されてなかったみたい。
でも、とにかくあともう1週間しこりが取れなかったらもう切るしかないと言われました。
この1週間本当に今でも忘れない。落ち込んでいました。
人生で初めてじゃないかなってくらい、1週間後におっぱい切開すると思ったら本当に怖くて怖くてその時の私は今でも顔が死んでました笑
「切ったらどうしよう、切らないよね?きっと大丈夫」
そんなことばかり呟いて。
またついネットを見ちゃう私。
乳腺炎 切開 痛み なんて検索をしまくってましたね💦
全部激痛って書いてあるし!もう無理!!笑
って思ってました。
そして次の診察の日が来た・・・・と思ったら!!
前夜のことです。診察待たずして、なんと全く母乳が出なくなり、搾乳しても全然ビクともしない。
おっぱいは腫れてて行き場をなくした母乳が破裂しておっぱいに穴が開くんじゃないか!?と本当に怖かったです。そうゆうこともあるみたいです。ただ、自然に破裂してしまうと、縫うのか分からないけど、簡単にはおっぱいの皮はふさがらないみたいで、絶対にそれだけは気を付けてと先生に言われていました。
なので、これは救急だ、と思って翌朝まで待てず、深夜に押しかけて診て頂きました。
その時はもう、切開したらどうしようって言ってられなくて、もうおっぱいが限界なのが分かったし張ってて今までで一番の激痛だったので、車の中で、もうすでに決心がついていました。
そして、頭でリハーサルしていました。
噂によると、ベットに横になってまず麻酔をして、それから切って、そのあとはガーゼ交換に通ったりするみたいなので、頭でたくさん考えておきました。
そして病院到着。
あの時の体の震えは忘れません。
陣痛で病院へ駆け込んだときも痛いけど、あれは赤ちゃんに会える、それにわくわくと幸せの気持ちもあった。
でも、今回のは何にも幸せじゃない、ただたまった膿になった母乳を出すだけの会。
そして診察室へ。
するとなぜか椅子に座らされました。
え?ベットじゃなくて椅子で!?めちゃめちゃ驚きました。そんなの聞いたことない!
しかも胸にお皿みたいな何だか受け皿のようなプレート当てられるし・・・
これ完全にここで切るわ。そう確信しました。
そしたら茶色の消毒液を塗られました。だからこの後は麻酔か。そう思って注射器が来るのを待っていました。
でも先生、全然注射用意しないしメスばっか持ってるよ。
何でだろう。
と考えてるうちにそのメスが突然胸に当てられて、
「いくよ?」と言われて2人の看護師さんか助産婦さん?に手を固定されて・・・
え?
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「いっっっっっっっっ」
痛い、の言葉も言えない痛さ。もうすでに涙は出てましたね。
痛い、なんて言葉じゃないですよ。激痛だし、もう出産を超えたアレは。
しかもここからです。切った後にまたおっぱいマッサージみたいなのでたまったものを出し切って、ふう・・・これで切ったから終わったよね?
そう思っていたら、ここからが、切開くらいの同じ痛み。
そりゃそうだけど、ガーゼをつめないと出血しちゃったり炎症?するのかなんかで、ガーゼを詰め始めました・・・
これがそりゃあもう、痛い・・・
ブログを書いてても、思い出す痛みです。
ながーい棒で、ガーゼを胸の中にぐりぐり入れられるんです!
こんなことが世の中であるの!?と思いました。
とにかく、ガーゼを何とか詰め終えて。
始まってから5分くらい経ったかな。やっと終わりました。
その時の私はもう放心状態。顔も涙だらけで髪もボサボサ。
そしたら先生がさらに悲しい現実をお話してきました。
2時間くらいベットで休憩して様子見て、もしかしたらもう一か所切らなくちゃいけなくなるかもしれないな~
・・・・。
もう言葉も出ません。
とにかくまたその2時間は恐怖で震えていました。里帰り中だったので、親が朝ごはんでコンビニのおにぎりを買ってくれて食べて、泣きそうでした(´;ω;`)ウゥゥ
ただ、ひとつ良かったことは、切った後からは今までが嘘のように、痛みがほぼ無かった♪
久しぶりの快感。体も元気になった!
そもそも、微熱と胸の痛みは人生初、2週間続いたから。
あんな経験はもう、なかなかしないかもってくらいです。
そして2時間経ち、診察室へ。
先生の触診。すると・・・
「あーだいぶ腫れが引いたね~。とりあえずこれで終わろうか。」
脳内がお花畑になりました🌸笑
ただ、ここでハッピーエンドと思った方いるかと思いますが、
ここで終わりじゃあないんです。
先程一瞬お話しましたがガーゼ交換があるんです。
しかも!毎日ですよ。辛かったですね~
でも、もう切開が終わったから肩の荷はおりてました。
ガーゼ交換はあの、棒を入れてぐりぐりをまたされるやつです。だから、これまたあの時の痛みをまたやるの~?と思って本当に翌日の診察は怖かったです😢
因みにガーゼ交換は、あえて穴がふさがらないようにするために行われるらしいです。
これは炎症とかが治るまで?なのか、個人差があって何週間もガーゼ交換が続く人もいるって聞いたし・・・
とにかく、翌日頑張って行って、次の日も・・・頑張りました。
しかも、ガーゼが詰まってる自分のおっぱいなんて見たくないし本当にそういう面でも辛かった。
でも!
神様は見ていてくれた💛笑
なんと3日で終わりました。ガーゼ換3回目にして、先生からのOKが出た!!
おっぱいも元に戻ったし、大丈夫になったのかな。
本当に良かった!!
確かにもうその日ガーゼ取って家帰ったけど、もう前のようなおっぱいだし、もう痛くもないしいつも通り母乳があげれました(^^♪
本当に治ったんだ~と飛び跳ねましたね笑
それからは、本当に笑顔が戻ったし、もう繰り返したくないから、乳頭保護器つけてでも、痛くてもおっぱい吸わせるようにしていきました!!
とりあえず、ここまでが乳腺炎奮闘記になります!
その後、里帰りから帰宅して、近所の病院の母乳外来で、保護器なしでも母乳をあげれるようにまでして頂いて・・・この病院にも本当に感謝です。
簡単に言うと、乳首が切れても痛くても、それでも軟膏を塗りながら皮を強くしていって、最終的に痛くなくなった感じです!!!
これでこの記事は終わりますが最後に言わせて下さい。
これら上記に書いた内容に、プラスで新生児の育児も毎日していた状況です。
本当に、私頑張った!!!!!
今乳腺炎で悩まれている方がこのブログを見つけて読んで少しでも自分だけじゃないんだと思って励みになってもらえたら嬉しいです。
大丈夫ですよ、いつかは治ります。今私はピンピンしてますし、ちゃんと先生の言う通りにしたり、母乳をためなければまずは切開なんてなかったと思います笑
ただ、乳腺炎にならなかったら完母でいけてたのかなあ、と思うと今混合の私はちょっっぴり後悔です。乳腺炎になってから、やはり薬など飲んだからなのか母乳が減っちゃったので。もし今後二人目を産めたのなら、また母乳が出るのかな?それとも少ないのか、それが気になるところです。
乳腺炎は早期だと絶対治るし、私みたいにためなければ良いことだから切開なんて何年かに1度って先生も言ってました笑
だから、とにかく母乳を出せばいいと思います。
乳腺炎になると、張ってるときの痛みはもちろん、わたしみたいに切開になってそれも激痛だしガーゼ交換なんてことになってめんどくささもありますし、ほんっとうに、最悪です!!!
乳腺炎なんてメリットがなにもないけれど、唯一は、今回診察したから何度も今後乳がん検診とかあったときとかに、恥ずかしがらず躊躇なく服脱げるかなってことくらいです!笑
是非、皆さまも乳腺炎には気を付けて下さいね!!